2020年4月1日に食品表示制度が大きく改正されました

  • 食品表示法(食品表示基準)の制定(2020年4月1日施行)、原料原産地表示の義務化(2022年4月1日施行)、遺伝子組換え表示の改正(2023年4月1日施行)など、3つの大きな制度改正がありました。
  • 特に自社で加工食品の表示ラベルをシールで作成している場合に表示ミスが起こりがちです。
  • この機会に食品表示制度の概要を再確認し、表示ミスを防ぐためのポイントを学びましょう。

食品表示セミナーの内容

  1. 食品衛生法の大改正(令和3年6月1日完全施行)
  2. 食品リコール情報の報告制度の創設(令和3年6月1日施行)
  3. 食品表示制度の概要(食品表示ラベルの表示項目)
  4. 表示違反と自主回収の事例紹介(消費者庁リコール情報サイト)

※食品表示ラベルを見ながら解説するので、自社他社問わず、いくつかお持ちください。

1.食品衛生法の大改正(令和3年6月1日完全施行)

  1. HACCP(ハサップ)に沿った衛生管理の制度化
  2. 営業許可制度の見直し、営業届出制度の創設
  3. 食品リコール情報の報告制度の創設

2.食品リコール情報の報告制度の創設(令和3年6月1日施行)

  1. ①これまでは都道府県単位で自主的な報告公表制度
  2. ②食品衛生法・食品表示法の改正による食品リコール情報の報告制度の創設(令和3年6月1日施行)
  3. ③喫食した場合のリスクの程度に応じたCLASS分類(アレルゲン表示の欠落はリスク大)

3.食品表示制度の概要(食品表示ラベルの表示項目)

  1. 食品表示では大きく「食品表示法」と「景品表示法」による規制あり
  2. 食品表示法の対象は、生鮮食品(農産物・水産物・畜産物・玄米及び精米)、加工食品、食品添加物
  3. 主に、容器包装に入れられた加工食品の表示が大きく変更新たな食品表示制度
    食品表示法(食品表示基準)の制定(2020年4月1日施行)
    原料原産地表示の義務化(2022年4月1日施行)
    遺伝子組換え表示の改正(2023年4月1日施行)
  4. 注意すべき表示
    ブランド食材などの特色のある表示・アレルギー表示・牛トレーサビリティ法・米トレーサビリティ法など
  5. 表示違反等の食品事故リコール情報収集公表制度

4.表示違反と自主回収の事例紹介(消費者庁リコール情報サイト)

  1. 消費者庁リコール情報サイト(https://www.recall.caa.go.jp)で表示違反事例を学ぶ
  2. 大手スーパー等でのシールによる総菜などの加工食品の表示ラベルのミスによる自主回収も目立つ

企画書・プロフィールのダウンロード(稟議書・決裁等に活用ください)

投稿者プロフィール

消費者法務コンサルタント 赤松靖生
消費者法務コンサルタント 赤松靖生
◆神戸大学農学部畜産学科(昭和61年4月入学)・神戸大学大学院農学研究科(平成4年3月修了)
◆神戸市役所(平成4年4月入庁、平成26年3月退職)
「平成4~13年 保健所等での衛生監視業務(食品衛生・環境衛生・感染症対策)」
「平成14~24年 消費生活センター 技術職員(商品テスト・相談対応支援・事業者指導)」
◆一般社団法人はりまコーチング協会(平成26年4月設立、代表理事就任)
◆食品分野のダブルの専門家としてサポートします
元保健所食品衛生監視員として「食品表示法」をはじめとした食品衛生
元消費生活センター職員として「景品表示法」をはじめとした消費者法務
◆食品関連企業・商工会・給食施設等で研修実績あり(口コミ紹介が多い)
◆WEB情報発信の専門家(ITコーディネーター)
ワードプレスによるホームページ制作支援・WEB情報発信支援
WEB情報発信セミナーなどWEB関係は趣味から発展した専門分野
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