研修講師やセミナー講師として仕事をやっていくためには、自分自身を知ってもらうことから始まります。そして、実績を積み上げていくことが大事です。さらに、それをアピールする機会があれば、いうことありません。
そのアピールする機会のひとつが、新聞や雑誌、テレビ、ネットニュースなどのマスコミに取り上げられることです。第三者が書いた記事やニュースは実績以上に信用度が上がります。
どのようにすればマスコミに取り上げられるか
ホームページやブログ、SNSを通じて、また参加者の口コミをきっかけに取材が来るというのは、よほどのことがない限りありません。自らマスコミにアピールする必要があります。
そのための手法が「プレスリリース」です。
プレスリリースとは
「プレス=報道機関」「リリース=発表」ということで、報道機関に情報を提供することです。テレビでよく見かける、新製品の発表のテレビ報道などが最高位?になります。新聞や広報誌の片隅にイベントとして数行掲載されるのもプレスリリースの結果の場合が多いです。つまり、プレスリリースの成果はピンキリということですね。
もともとプレスリリースはやりたいという気持ちがあって、その機会を探していました。4月の明石商工会議所での新入社員研修ですが、今回は取材がありませんでした。毎年の恒例行事としての話題性はあるので、新聞の地方版や地元ケーブルテレビなどがターゲットになります。主催者がプレスリリースするので事前にもっと計画を練ってたら良かったなあと思います。いくら私のブログで研修内容を紹介したとしても、第三者が紹介するのとでは全く価値が異なります。次回に商工会議所で講師をする機会があれば、積極的にプレスリリースを手伝いたいと思います。
今回のセミナーをプレスリリースした理由
実は個人情報保護法のセミナーは奈良のWFC(http://wfc-wa.com/)からいただいたのですが、開催のきっかけとしては、私が3/15に「個人情報保護法の改正により小規模事業者に大きな影響」(https://harima-coaching.or.jp/1168.html)という記事を書いたところ、FACEBOOKやTWITTERなどで大反響を呼び、記事の閲覧数が2000を超えたということから、勉強会の声がかかりました。
これだけ反響があれば参加者殺到というところでしょうが、実際はそうではありませんでした。個人事業主にとって法律の話は敷居が高く、なかなか手を出しにくいところです。ただ、参加いただけたら、過去に2回実施した特定商取引法のセミナーのように大事なことを理解してもらえます。
個人事業主の法務への知識の少なさは私が行政にいたから分かるのですが、消費者に購入先として自信を持っておすすめすることはできず、逆に、法律を守っていない「取引をしてはいけない業者」のほうに入ります。それは国の偽通販サイトの啓発と同じです。
しかし、みなさんが悪質なビジネスをしているわけではありません。ちょっと勉強していただくだけで消費者や行政から信頼されるビジネス運営に変わることができるのです。
そういう意味をこめて、個人事業主に向けたセミナーがあるよということを知っていただきたいと思いました。
また、主催者であるWFCにとっても、女性起業家を支援している立場から、法律を守ったビジネスを支援するという活動はプラスにもなります。
私自身、このような趣旨から、今後もプレスリリースを積極的にしたいと思います。
ちなみに、プレスリリース自体は主催者がすることになります。幸いにもWFCは普段からプレスリリースをしているので、私が原稿を書いて、修正してもらい、実施するという流れがスムーズでした。
↓これがプレスリリースです(クリックすると拡大します)
PDF版はこちらです⇒270515-PRESS
プレスリリースを後押ししてくれた鈴木美和さんのセミナー
実は4/1に経士会主催の『「雑誌に出たいお店」「テレビに出たいお店」のメディア活用講座 〜小さなお店のビジネスが加速するプレスリリース入門〜』というセミナーに参加しました。
プレスリリースについては、専門家も多く、事業者からの関心も高いため、セミナーを開催すれば盛況のようです。
私は役所にいたときにプレスリリースをやったことがあり、大体の流れや書き方は知っていましたが、途切れ途切れの知識に新しい知識が入り、改めて整理できたことで、前向きにやってみたいという気持ちになりました。
ところで、役所のプレスリリースを知っているというのは、レアな情報かもしれませんね。私も自分でセミナーをする機会があれば、役所のプレスリリースについてお話しします。
セミナーのポイントを自分なりに整理しました。
広告と広報の違い
- 広告はお金を払って情報を掲載してもらう。信頼性という点では低くなり、費用もかかる。
- 広報は取り上げてくれるかどうかはメディア次第であるが、信頼性は高い。しかも、無料である。
つまり、広報で記事として取り上げてもらえるのが一番ということになります。そのためにしなければならないことが「プレスリリース」です。プレスリリースにはある程度決まった書き方というのがあります。注目を浴びるデザインの凝った広告とは違い、定型的な書き方があります。その限られた中で、いかに取材したいと思わせる内容にしていくのかというのが最大にポイントです。そして、そのプレスリリースを支援するのがプレスリリース専門のコンサルティング活動ですね。
プレスリリースの書き方や方法について検索すると山のように出てきますので、情報入手には困らないと思います。しかし、実際に自力でやるとなると大変です。そんなときには何回か専門家に手伝ってもらったらいいと思います。うまくいけば、そのまま継続的に依頼してもいいし、ご自身や社員が自力でやっていく方向にしてもいいですしね。私も、プレスリリースの支援を業務の一つにしていきたいと思います。専門家として注目を浴びるには、やはり、成果をあげたという実績になると思います。私も最初は実績作りからはじめたいと思います。
第三者から伝えられた情報のほうが、その商品に対して、よりよい印象を持つことが多い
心理学での「ウィンザー効果」のことが紹介されていましたので調べてみました。ある程度マーケティングが分かっている人なら、「口コミ効果」のことと分かると思います。
マーケティングWiki ~マーケティング用語集~
ウィンザー効果: 2012-07-15 (日)
カテゴリー:プロモーション戦略、購買行動・心理ウィンザー効果(Windsor Effect)
ウィンザー効果とは、第三者を介した情報、噂話のほうが、直接伝えられるよりも影響が大きくなるという心理効果のこと。
マーケティングにおいては、クチコミ効果ひとつとして注目されている。
語源はミステリー小説の台詞に由来しているとされる。
(詳しくはリンク先を参照)
メディアに取り上げられるための2つのルート
- 人(第三者)づてで情報発信
口コミ、第三者のブログ、過去のメディア掲載など - 自分で情報発信⇒自分で情報発信することが意識を高める
プレスリリース、HP,メルマガ、ブログ、講演、YouTubeなどでの動画配信、SNS(Facebook、Twitter)など
※雑誌は発行部数が少ないけれど職場で回覧されるなど読む人は増える
自分で情報発信するツールのひとつが「プレスリリース」
- プレスリリースの9割はゴミ箱行き?
- プレスリリースにはタイミングがある
早すぎても遅すぎてもダメ、各メディアに合わせたタイミングをつかむ - プレスリリースは、小さな会社が不足しがちな「人」「金」「時間」の3つのリソースを補うもの
- 「いつかは見つけてくれるはず」ではなく、メディアは、価値ある情報(ニュース)を探している。積極的に魅力を伝え、どんどん取り上げてもらう
- メディア・消費者を動かすには感情をうごかす
- メディアに取り上げられるお店にはストーリーがある
商品サービス+ストーリー - 広報活動はコミュニケーションと継続が基本
鈴木美和さんHP(http://ameblo.jp/pointjoli/)では、もっと詳しく解説されています。
企業研修・セミナー・個別相談を受付中
当協会では、消費者対応に関する法律の研修やセミナー、消費者教育、コンプライアンス研修などを承っています。また、通信販売等のネットビジネスでの特定商取引法の表示や利用規約、プライバシーポリシー等の個別相談も承っています。
投稿者プロフィール
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◆神戸大学農学部畜産学科(昭和61年4月入学)・神戸大学大学院農学研究科(平成4年3月修了)
◆神戸市役所(平成4年4月入庁、平成26年3月退職)
「平成4~13年 保健所等での衛生監視業務(食品衛生・環境衛生・感染症対策)」
「平成14~24年 消費生活センター 技術職員(商品テスト・相談対応支援・事業者指導)」
◆一般社団法人はりまコーチング協会(平成26年4月設立、代表理事就任)
◆食品分野のダブルの専門家としてサポートします
元保健所食品衛生監視員として「食品表示法」をはじめとした食品衛生
元消費生活センター職員として「景品表示法」をはじめとした消費者法務
◆食品関連企業・商工会・給食施設等で研修実績あり(口コミ紹介が多い)
◆WEB情報発信の専門家(ITコーディネーター)
ワードプレスによるホームページ制作支援・WEB情報発信支援
WEB情報発信セミナーなどWEB関係は趣味から発展した専門分野
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