リーガルCafeって?

実は、レンタルオフィスの「katanaオフィス大阪谷町」では5年前にセミナーをさせていただいた縁があります。先日、クラウドオフィスの会員になりました。会員向けにセミナーの案内があり、今回のリーガルCafeに初めて参加しました。会員以外でも参加できます。無料です。

リーガルCafeは、リーズ法律事務所の平松亜矢子弁護士をファシリテーターとしてリーガル(法律)の話をカフェでお茶を飲むような雰囲気で行う会になります。

今回は「個人事業主」「法人」の税金の話です

今回のゲストスピーカーは、katanaオフィス会員の川上元樹公認会計士事務所 川上 元樹さんです。

カフェという名称なだけあって、今日の内容がカフェのメニューになっています。ちなみにこのメニューはいただけました。

【開催内容】
・リーガルCafe 第3弾
・日時:2019年8月29日(木)15:00~17:00
    受付:14:30~
・場所:katanaオフィス大阪谷町
    大阪市中央区谷町2-3-1第2ターネンビル5F
・参加費:無料
・テーマ:「個人と法人の税法のキソ」
 〇個人事業主に係る税法、法人に係る税法
 〇法人成りのメリットとデメリット、そのタイミング
 〇フリートーク・ご相談など

https://legalcafe3.peatix.com/

セミナー案内はpeatixです。⇒[ 参加費無料 ] 8月29日(木)リーガルCafe 第3弾<katanaオフィス大阪谷町>

気になったカフェの内容をまとめました

参加者が少なかったので、弁護士と公認会計士が税金の話をすすめながら、疑問に思ったことなどを、その場でぶつけてディスカッションします。ざっくり、どんな話だったのかピックアップしました。なお、数字は記憶間違いがあると思いますので間違っていた場合はご容赦ください。

  • 最初に話題になった当たり馬券の税金についての話がありました。最高裁までいった案件ですね。
  • 個人事業主の所得税は累進課税になっていて、収益が大きいほど税率も上がります。ざっくり4000万越えで最高税率45%+住民税が10%ですね。一方、法人税は800万以下だと15%、それを超えると23%です。したがって、役員報酬を決めるときは税金を考える必要があります。
  • 法人の場合は生命保険を使って節税するという方法がありますが、グレーなところがあるので、規制と新商品発売のいたちごっこのようです。
  • 家族を役員にする。ただし、社会保険料や税金を考慮。

役員報酬の決め方

私は法人設立以降、役員報酬の金額をいくらにするか、めっちゃ悩んで、いろいろ失敗してきました。なかなか、私の疑問にしっくりするような答えが出なかったのです。最近、役員報酬を上げることになったので、さらに疑問がわきました。

あかまつ

1人法人なので、法人に利益を残しても法人税がかかるだけなので、赤字ぎりぎりで役員報酬にしたほうがいいのでは?

  • 役員報酬を上げるのは簡単ですが、下げるのは「業績悪化」などの理由が必要だったりします。損金算入を考えなければ問題ないですが。
  • その期の最初にしか役員報酬の変更はできません(期の途中でも可能ですが損金にはなりません)。
  • そこで、役員賞与としてまとまった額を事前に届けておきます。届け出てはいるものの、 場合によっては、 実際に役員賞与は支給しなくてもよいそうです。支給するなら全額。
  • ただし、役員賞与にも社会保険や税金がかかるので、その兼ね合いもあります。ということで、期末に役員賞与を設定しておけばいいということですね。また、収入が大きい場合は、個人の所得税が大きくなるので、一定額の法人税との税金を比べることになります。
  • この話は結構有名な話のようですが、今回、この話を聞けてめちゃくちゃよかったです。

参加者が少なかったので、そのほかにも多くの疑問について答えていただけました。感謝です。

このカフェの参加者を多くするには?

2時間があっという間に終わったわけですが、こんなに素晴らしいカフェでしかも無料なのに、実は、集客に苦戦しているということです。

開催目的としては会員向けであるとともに「オフィスを知ってもらって会員を増やしたい」ということです。

集客できるだけの情報発信ができていないのは明らかなので、そのあたりのアドバイスをしました。たとえば、ターゲットが明確ではない、内容のイメージがわきにくい、過去の開催内容がアーカイブされていない、。セミナー告知はpeatixだけだったので複数の告知サイトやほかの情報発信をする、過去の参加者からの口コミ発信など。

この私の記事も情報発信・集客につながりまますし、この記事をもとに、フェイスブック、ツイッターグーグルマイビジネスアメブロなどに投稿しますので、一度で5つの情報発信ができることになります。このような形でアーカイブ(情報蓄積)することが大事ですね。実は、私が開催する「WEB情報発信セミナー」がそんな話になっています。

次回のカフェにも参加したいと思っていますので、ぜい、一緒に参加しましょう。

投稿者プロフィール

消費者法務コンサルタント 赤松靖生
消費者法務コンサルタント 赤松靖生
◆神戸大学農学部畜産学科(昭和61年4月入学)・神戸大学大学院農学研究科(平成4年3月修了)
◆神戸市役所(平成4年4月入庁、平成26年3月退職)
「平成4~13年 保健所等での衛生監視業務(食品衛生・環境衛生・感染症対策)」
「平成14~24年 消費生活センター 技術職員(商品テスト・相談対応支援・事業者指導)」
◆一般社団法人はりまコーチング協会(平成26年4月設立、代表理事就任)
◆食品分野のダブルの専門家としてサポートします
元保健所食品衛生監視員として「食品表示法」をはじめとした食品衛生
元消費生活センター職員として「景品表示法」をはじめとした消費者法務
◆食品関連企業・商工会・給食施設等で研修実績あり(口コミ紹介が多い)
◆WEB情報発信の専門家(ITコーディネーター)
ワードプレスによるホームページ制作支援・WEB情報発信支援
WEB情報発信セミナーなどWEB関係は趣味から発展した専門分野