【消費者法務通信】組織内部の情報共有ができていないために表示違反となった「さかなや道場」「はなの舞」(チムニー株式会社)の「超速鮮魚」表示違反事例(2018年11月26日号)

消費者法務コンサルタントの赤松です。

表示違反をしてしまう要因に「表示を変更するような体制の変更があったが、情報共有ができていなかった」という事例があります。今回は居酒屋の鮮魚の事例を紹介します。


【違反事例】
「水揚げされた魚を当日配送(一部は翌日配送)する」と、POPやポスターに表示していたが、実際は、翌日配送(一部は翌々日配送)であった。当初は表示通りであったが、取扱量が増えて自社物流センターを経由することになったが表示はそのままだった。
【原因】
組織が大きくなって、分業制になると、変更事項の情報が共有されないことがあります。うっかりミスがあったりしても、表示違反は過失の有無を問わない「無過失責任」となっていますので、十分に気を付ける必要があります。


今回の事例では、景品表示法で義務付けられている7つの管理上の措置がされていなかったために情報共有が適切に行われていませんでした。
消費者庁の措置命令では、この管理体制が構築されているかが調査され、できていない場合は、改善を命令します。
事業者のホームページで公表されたお詫びの中で、今後の対策として、「表示の管理責任者を選任して適切な表示への取り組みを行う」「外部から支給された広告物も事前確認を行う」「役職員への教育」などが公表されています。

【事業者が講ずべき景品類の提供及び表示の管理上の措置についての指針】
1.景品表示法の考え方の周知・啓発
2.法令遵守の方針等の明確化
3.表示等に関する情報の確認
4.表示等に関する情報の共有
5.表示等を管理するための担当者等を定めること
6.表示等の根拠となる情報を事後的に確認するために必要な措置を採ること
7.不当な表示等が明らかになった場合における迅速かつ適切な対応

(こちらにニュース動画を含めた解説記事を書きましたので参考にしてください)
【景品表示法違反事例】「さかなや道場」「はなの舞」(チムニー株式会社)の「超速鮮魚」のPOP・ポスターが優良誤認表示で消費者庁から措置命令(2018年11月7日)
https://harima-coaching.or.jp/4450.html

【研修の案内】提供しているメニューや事業規模によりカスタマイズします
食品関連施設向け「飲食店メニュー・物販の表示違反」対策研修
・ダブルの専門家としてサポートします
・元保健所食品衛生監視員として「食品表示法」をはじめとした食品衛生分野
・元消費生活センター職員として「景品表示法」をはじめとした消費者法務

—-

***************
消費者法務コンサルタント 赤松 靖生
(一般社団法人はりまコーチング協会 代表理事)
651-0086 神戸市中央区磯上通6-1-17 ウェンブレービル6F
電話・FAX 078-201-4137
E-mail:contact@harima-coaching.or.jp
URL:https://harima-coaching.or.jp
***************
※このメールが誤って送信されていた場合は破棄するとともに連絡いただけたら幸いです。
※メール配信を解除する場合は下記のURLをクリックして解除してください(クリックすると即解除になりますので誤クリックにお気をつけください。クリック後は「はりまコーチング協会」ホームページが表示されます)。
※解除したのにメールが届く場合があります。その場合はお手数ですが「購読解除する旨」の返信をしてください。

メールマガジンの登録

経営者・事業者向けに消費者法務についての情報を発信しています。

法律の知識や具体的な対応方法は、すぐにマスターすることはできません。日々の積み重ねが必要です。

メールマガジンで法律改正や日常的な事件等を題材にした情報を発信しています。