JimdoCafe奈良 『消費者法入門セミナー』(2014/12/8)【実施報告】

JimdoCafe奈良

10/3のJimdoFamily関西の縁でJimdoCafe奈良で消費者法入門セミナーをさせていただくことになりました。
しかも、2時間の本格長丁場と午後から個別指導もプラスです。
参加者は8名と距離感的にはちょうどいい感じでした。
ちなみに、全員女性です。
開催場所のWFC(ウイメンズフューチャーセンター)は女性の創業支援施設で、さまざまな支援事業を行っています。

10時開始なので、6時58分の電車に乗って、奈良には9時20分着です。2時間半ですね。
近鉄で行ったのですが、JR奈良駅前そばのWFCは分かりやすく便利な場所にあります。

セミナーの内容は30分の入門セミナーと同じ内容で深く掘り下げて解説するものです。
通信販売の3原則について、しっかり理解して頂くことを目標にしました。
かなりのボリュームを用意していましたが、最後まで行かなくてもいいと考えていましたので、じっくりです。

セミナーの内容について簡単に報告します。

ウォーミングアップ

法律の話なので、できるだけリラックスした状態で聞いてもらいたかったので、自己紹介も交えながら、少しグダグダ話をしました。

ウォーミングアップが長すぎ?失礼しました。

最初に消費者法はという話から、小規模事業者が法律違反状態になっている状態を、車の法規とスピード違反を事業者と消費者法にたとえてアニメの表現にして説明しました。

特定商取引法とは

トラブルの多い取引として規制がかかる7つの契約類型と具体例を説明し、その中に通信販売があることが何を意味するのかを説明しました。

通信販売の3原則

いつものように、必ず覚えて帰ってほしい3つのルールについて解説しました。
特に、今回はほとんどの時間をかけて、徹底的に解説しました。

①通信販売の定義

通信販売の定義では、商品だけでなく役務(サービス)も対象になるという基本から突っ込んで、映画チケットなどの指定権利も対象になることや、適用除外になる対象について具体的に説明しました。
適用除外は事業者との契約が対象になることや、行政と消費者の契約、自社社員との契約、など。
また、弁護士法や電気通信事業法などの個別の法律で消費者保護規定があれば特定商取引法の対象外になることなど。

②クーリングオフ

クーリングオフはどういうものか、なぜ通信販売だけ適用除外なのか。

③名前、住所、電話番号の記載

個人事業主は名前を載せたがらず、住所も途中までの人が多く、今回の参加者も該当していたので、ここを一番時間をかけて、説明しました。個人と法人との違い。表示を省略できる要件。具体的な表記の方法など。

ここで、実際のホームページを10個ほど見ながら、問題点を指摘しました。
この具体例はリアルなので、参考になったと思います。
ヨガ教室、プログラミング教室、美容所、飲食店でも、きちんと特定商取引法の表記ができている事例や、適当にコピペしていると思われる意味のない表示のサイトなどを確認しました。

そのほかの表示事項

価格について、送料やキャンセル料の表記の方法、解約の表示方法、事業者の属性情報や特定商取引法の表示をどのように書き込んだらいいのか、無理な場合はどのようにリンクを張ったらよいのかについて解説しました。

返品特約、申し込み確認画面、不当表示は次回です

74枚のスライドのうち半分も行かず2時間たってしまいました。今回は、それでいいと思ってましたので続きは次回になります。実は2月9日(月)のJimdoCafe奈良で開催する予定です。

 個別相談

3人の方から個別相談を受けました。1人当たり30分ぐらいで、ご自身のサイトの確認や今後事業を進めていくうえでの法務対応について検討しました。個別にじっくり話をすると具体的な問題点や改善方法が見えてきます。早速修正された方もおられます。セミナーのあとの個別相談は、勉強直後なので、理解が進みやすいの、いい試みだたっと思います。

感想

今回、初めて2時間という長い時間のセミナーでしたので、相手の理解のペースにあわせて話を進めるというやり方をとりました。結果として、やりたかったことの3分の1しかできませんでしたが、とにかく、消費者法を知っていただくことと、予防法務の考え方として、事業者として勉強することが大切だと分かって頂けたのでよかったです。私も、セミナーの内容と必要な時間の目安が分かりました。

個別相談は、セミナーを受けてある程度理解できた方には30分ぐらいの相談がちょうどいい時間だというのが分かりました。それがない個別相談だけだと、3原則の解説から始める必要があるので、1時間は必要ですね。

奈良でのセミナーがシリーズ化するかもしれません。今はプロモーション的な位置づけですが、本格的にするとなると、参加費や集客などビジネス面での兼ね合いも出てくるかもしれません。